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 平成18年11月18日 取手市立取手第二中学校に、あの全日本女子団体形チームが沖縄からやってきた!

 平成16年、我らが、取空連OG 清水由佳選手を含む全日本女子団体形メンバー(嘉手納由絵選手・豊見城あずさ選手)の女子団体形が17回世界空手道選手権大会で、強豪フランスを破り優勝した。

 翌年の18回世界大会では、金城さゆり選手を新メンバーに迎え、世界大会に挑んだ。
 決勝まで順当に勝ち進んだ全日本チームであったが決勝では、規定演武時間8秒オーバー・・・失格となった。
しかし、準優勝。
演武内容では、観客を一番沸かせた全日本チームが一番であったことは間違いない!

そのメンバー3人がなんと、取手にやってきた!
全日本女子団体形代表 左から、金城さゆり選手・清水由佳選手・嘉手納由絵選手
胸にきらめく「日の丸JAPAN」のエンブレム。 取空連の子どもたち大人たちが大勢、その演武を一目見ようと集まった。
まず、清水選手が個人形「スーパーリンペイ」を演武。 スピード、キレ、さすが全日本代表選手の風格。
普段、「スーパーリンペイ」の形など、テレビの中か、試合会場(日本武道館など)で、観客席から、米粒くらいの選手を見ることしか出来ないのが普通。
こんな真近で、見れるなんて、すごい!
スピードが違う!キレが違う!パワーが違う!道衣のすれる音が違う!

一言で表すなら・・・カッコイイ・・・。
金城さゆり選手、嘉手納由絵選手は、沖縄出身の選手だが、清水由佳選手は、茨城県守谷市出身。 小さい時から守空塾、櫻空塾などで稽古をしていた。 当時、先輩である 椎名志津男選手や平田悠野選手が日本、世界で活躍中の頃、組手と形の違いはあれど、稽古中に頻繁に先輩たちが発する「世界」と言う言葉に憧れ、
高校卒業と同時に空手の本場、沖縄へ飛んだ。 沖縄大学に在学しながら、本場の稽古に没頭した。 子どもの頃から稽古をしていた 和道流空手道とは、まったく違う劉衛流を学び、全日本代表選手、世界の頂点、世界優勝へ上りつめた。
沖縄で、指導をしている佐久本嗣男先生も、違う流派出身者に一から劉衛流を教え込むことは初めてで、清水由佳選手にとっては地獄のような特訓の日々が続いた。
だが、そこは根っから明るい清水由佳選手の持ち前で、猛特訓を乗り切ったのだった。
現在では、大学を卒業し、教員免許を取得。  教員となり取手に戻ってきてくれる日も近いかもしれないが、今年の世界戦決勝での「演武時間オーバー失格」という屈辱・・・
悔しさが忘れられず、「このままでは終われない・・・。」と言う、熱い気持ちが清水由佳選手の中にメラメラと燃え出した。 武道家の熱い血が・・・。
来年、再度世界戦へと挑戦する。
がんばれ!清水由佳 選手!
がんばれ!嘉手納由絵 選手!
がんばれ!金城さゆり 選手
がんばれ!全日本団体形チーム!
真近で、初めて見る分解形。 団体形の最高の見せ場である分解形は、まさに迫力!
日本人は、行儀がよく、演武中は静かに見ることが多いが、分解形になると 子どもたちだけでは無く、大人たちまでもが 「おーッ」「カッコイイ〜」と黙って見ていられなかった。 分解形とは、いわゆる「この形は、なぜ、そこで突くのか、蹴るのか、よけるのか、を殺陣のように見せるのである。
目の前で世界一の空手殺陣を見たのだから「おーッ」って言ってしまうのは無理はない。
しかし、世界戦では、応援がすごいらしい。 「おーッ」はもちろん、「わーッ」「キャー」、太鼓がドンドンドンッ!笛が「ピーッ」など、すごい応援、拍手らしい。 清水選手が言っていた・・・「世界戦では、応援が気持ちいい。会場と自分たちが一体になっているのがよくわかる。 会場の応援に乗せられ、一体になった時、最高の演武ができる」と・・・ 記者も初めて知った・・・騒いで良いんだ〜。
早く言ってくれ〜。 だったら、この日も行儀良くなんて見ていなかったのに。
演武が終わると、和やかに質問タイム。 子どもたちとのお話タイム。 3人は、演武中には見せなかった、笑顔が灯った。 世界チャンピオンでも、演武が終わると笑顔がカワイイ、普通の女性に。
やさしい顔で、「いつから空手をやっているんですか?」とか、「僕も世界一になれますか?」とかの子どもたちの質問に答える3人の姿が実に印象的であった。
中でも「どうしたら空手がうまくなれますか?」と子どもの問いに、「空手を大好きになれば、うまくなれるよ。」と答えた清水由佳選手に、親たちからも拍手が沸きあがった。
最後は、子どもたちにサイン攻めにあった3人の姿があった。
取空連OGの清水由佳選手はもとより、今回、わざわざ沖縄よりやってきてくれた嘉手納由絵選手、金城さゆり選手、本当にありがとうございました。
3人が見せてくれた演武、お話は、子どもたちの心に刻まれていると確信しています。
この子どもたちの中から将来、世界チャンピオンが生まれることを願い、お礼に代えさせていただきます。 本当にありがとうございました。

情報として・・・この3人の演武は、12月3日(日)「第34回 全日本空手道選手権大会」にて、また見れるぞ! 東京は九段の日本武道館へレッツ ゴー!
なお、この「第34回 全日本空手道選手権大会」は NHK教育テレビ12月17日(日)に放映される。 取空連OGもテレビで見れるかも。
形の部は、
清水由佳選手。 組手の部は、猿田益美選手前嶋小百合選手、東洋大牛久高の現役高校生の飯村吏毅哉選手が出場する事が決まっている。
応援に行かねば!
なお、前回世界戦 優勝報告に、取手に戻ってきてくれたときの記事が「過去記事」にある。 見ていない人は、是非チェックしてくれ!
平成16年 世界一の金メダル おめでとう!清水由佳選手
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